「記憶」にまつわる秋のドラマ2作品
2018.11/17 (Sat)
とある監督の、とある映画をまだ観ていないからと、DVDをレンタルしてきて、いざ再生してみたら「これ、前に借りてきて観たわ!」と気づいた。ショーゲキ★
おそろしや〜。なんで忘れてるわけ?気づかないわけ?
結構インパクトのある作品だよ。しかも上下巻。
自分の記憶力に自信を失くしてしまった。ガーン!!
ああ、昔にもこういうことあったなぁ。
あの頃は本だった。生活が行き詰っていて、
ひたすら読書することで考えたくないことから逃げていた。
時間があれば、ただただ本を開く毎日。
ある時、本屋で買って帰った文庫本を半分ほど読み進めたあたりで、
これは以前にも読んだ本だと気がついた。
書棚を探すと数ヶ月前に買った全く同じ文庫本がそこにはあった。
愕然とする。
そんなことが一度ならずも二度、三度とあって、頭がおかしくなったのかと思った。
でも、今思うとあの頃は読書というより活字を追っていただけで
本の中身など何も頭に入っていなかったんだと思う。
ストレスも記憶障害の要因の一つになるというし。。。
でも、今回のDVDは違う。心因的問題ではなく、単に呆けているだけだぁ〜〜〜(泣)
今、テレビっ子の私は、主人公がMCI(軽度認知障害)や
若年性アルツハイマーになってしまうドラマを2つ観ている。
ひとつは、戸田恵梨香主演の『大恋愛〜僕を忘れる君と』、
もう一つは、中井貴一主演の『記憶』。
どちらも良い作品で毎回観逃せない。
『大恋愛』の方は、女医である尚(戸田恵梨香)には婚約者侑市(松岡昌宏)がいたが
引っ越し屋(元小説家)の間宮真司と運命的な恋に落ちる。
婚約を破棄して本気の恋へと突き進もうとしていた時、
尚がMCIに侵されていることが判明するというドラマ。
どんどん記憶を失っていく中、恋人シンジ(ムロツヨシ)のことを抱きしめながら
違う男の名を呼ぶシーンはシンジでなくとも観ている私まで凍りついたほど。
しかし、シンジの大きな愛には泣けてくる。
いつかあなたのことを忘れてしまうかもしれないのよ?と問われて、
それでも構わないとプロポーズをするシンジ。
くぅ〜〜〜これを大恋愛と呼ばずして何と呼ぶよ〜!?
ムロツヨシ、いいわ〜、好きになったわ。
『記憶』の方は韓国ドラマのリメイクらしいが、
若年性アルツハイマーを宣告された敏腕弁護士(中井貴一)が
過去に解明できなかった自分の息子の死に関する事件の真相を追う姿と
家族の愛を描くドラマ。これがよく作り込まれていて面白い。
しかし、病気が進行する中、弁護士という職業はどこまでまっとう出来るんだろう。
それにしても自分の中の記憶がどんどん抜け落ちていくって、
どんなにか不安なことだろう。そして周囲の人も同じく。
自分の大切な人がどんどん自分のことを忘れていく。なんて悲しいことだろう。
そんなことを考えながらドラマ観ていたのに、それなのに、
自分が既に観たDVDを再び借りてきてしまう失態★
わたしにゃ、シンジも名医侑市さんもいないのに大丈夫かぁ?!
ともかく、記憶にまつわるドラマ2作品が私の今秋のBest5にランクインよ。
先の展開を楽しみにしているの☆
『大恋愛〜僕を忘れる君と』(脚本:大石静 出演:戸田恵梨香、ムロツヨシ、松岡昌宏)
『記憶』(脚本:神森万里江 出演:中井貴一、優香、松下由樹)
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