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のら猫の日記
2015.11/18 (Wed)
のら猫の日記 (1996年 監督: リサ・クリューガ 出演: スカーレット・ヨハンソン、メアリー・ケイ・プレイス、アレクサ・パラディノ)まったく何の予備知識もなく観ましたが、
なかなか面白くて結構好きなタイプの映画でした。
物語は・・・
16歳になる少女ロー(アレクサ・パラディノ)は、
母親が死んでから里子に出された妹マニー(スカーレット・ヨハンソン)を
里親の家から強奪して逃亡。
二人で万引きをしたり、ローが売春をしたりしながら各地を転々として
その日その日を生きていた。が、ある日、デブになったとばかり思っていたローは
実は自分が妊娠していることに気付く。
無知なローは病院で堕ろそうとするが、すでに臨月を迎えていた。
出産を手伝ってくれる人間が必要だと考えたローは、
マタニティ・ショップで出会った中年女性エレーン(メアリー・ケイ・プレイス)を
誘拐してしまう。
ところが、このエレーンも過去に事情を抱えた寂しい女性で、
いつしか三人の奇妙な共同生活が始まる
・・・というお話。
最近注目を浴びているらしい?スカーレット・ヨハンソン初主演作品です。
なんとこの時、11歳だそうで。
私、スカーレット・ヨハンソンって『her/世界でひとつの彼女』でしか知らなくて
(それも声だけの出演だし)一体どの子?お姉ちゃんの方?と思ったら
賢い妹のマニーの方でした。
特に美人というわけでもなく、ごく普通のどこにでもいそうなアメリカの少女。
ローお姉ちゃんの気持ちを慮ったり、誘拐したおばさんエレーンにやさしくしてあげたり
賢げで機転の利く役どころを上手く演じていました。
ローお姉ちゃん役のアレクサ・パラディノも良い味を出していて
好きだなと思ったのですが、彼女はこの作品の後あまり映画に出ていないようですね。
エレーン役のメアリー・ケイ・プレイスもいい脇役だと思いました。
物語的には、3人の心が次第に寄り添っていく様子が可笑しくてあたたかくて
ちょっとだけ切ない匂いもするいい話だと思いました。
でも、お話の最後のその先がどうなるのかが一番知りたいところなのに、
終わり方がなんだか尻切れトンボな感じがして残念。
もうちょっとだけ上手い締めくくり方が出来なかったのかな〜と思います。
原題:MANNY & LO ★★★☆☆