交渉人
2016.09/06 (Tue)
交渉人 (1998年 監督:F・ゲイリー・グレイ 出演:サミュエル・L・ジャクソン、ケヴィン・スペイシー)尺の長い映画は苦手〜と普段から言っている私ですが、
この作品は163分ながら長さを感じさせない面白さでした!
物語は・・・
シカゴ警察東分署に勤めて抜群の腕を持つ人質交渉人の
ダニー・ローマン(サミュエル・L・ジャクソン)は、
同僚のネイサンから、何者かが警察年金基金を着服していることを知る。
やがてネイサンは何者かによって殺害され、
偶然彼に呼び出されたダニーが殺人の疑いをかけられる。
さらに身に覚えのない警察年金基金の資料が彼の自宅で発見されたことから、
横領の嫌疑までかけられてしまう。
彼は身の潔白を訴えて、人質を取り連邦警察ビルに立て籠もる。
ダニーは自身の所属する東分署の人間を信用できないため、交渉人に指名したのは
西分署で腕利きと名高い人質交渉人クリス・セイビアン(ケヴィン・スペイシー)だった。
そこから、プロの交渉人vsプロの交渉人、そして真の犯人グループとの騙し合いが始まる
・・・というお話。
本作は、最近おっかけて観ているケヴィン・スペイシーが出演しているというので
観てみたのですが、出てきたのは物語の中盤以降。
それまでは、サミュエル・L・ジャクソンが無実の罪をきせられ
一人奮闘していました。ところで、彼が演じるダニーが優秀なのはわかったけど、
同じ署のほかの交渉人がダメダメ過ぎて、同じ署内にいながら、
そんなに能力に落差があっていいのか?と思うほど。シカゴ警察ってあんなんでいいの?
まあ、それはさておき、他分署のクリスが交渉人として登場してからは、
交渉人と交渉人のしのぎを削るやり取りと、そこへ絡む犯人グループの妨害が加わって
さらに緊迫感が加わり、エンターテインメント性の高い作品になっています。
最後まで真の悪党が分からないかったところも満足。
見応えありました!
当初、ケヴィン・スペイシーは人質を取って立て籠もるダニー役の予定だったそうです。
ところが、交渉人クリス役のキャスティングを受けていたシルベスター・スタローンが
どういうワケか蹴ったため、配役を変えてケヴィン・スペイシーがクリスに、
そしてダニーをサミュエル・L・ジャクソン演じることになったという話。
うむ、ケヴィン・スペイシーならダニー役もクリス役もどっちも上手く演じたと思うけど、
スタローンがクリス役?!ぜんぜん柄じゃない★
この映画の成功の鍵はスタローンが降りてくれたことにありますな。
スタローン本人も自分の柄じゃないと思って降りたのかしら?
それならスタローンも賢かったというもの。
ケヴィン・スペイシー・・・次は『L.A.コンフィデンシャル』あたりが観たいかな。
★★★★☆
原題: The Negotiator
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Re: 里花さん
> ”交渉人”っていう存在自体が、何だかアメリカって感じ。
この映画の後でしたっけ?邦画でも交渉人(ネゴシエーター)を主人公にした映画が
ありましたよね?私は観ていないんですけど。
てことは、日本にもそういう専門の職業っていうか係ってのがいるのかしら?
> そうだよね、何でも彼ならいいってもんじゃないよね(笑)。
うん。それでね、いろいろ調べてみると、
スタローンはクリス役のはずだった説とダニー役だった説
その両方が出てくるんですよ。
私はおそらく私が書いた説が有力と思って載せました。
いずれにしても一枚噛んでいたスタローンが降りたってのはホントみたい。- Comment by: さとちん | 2016年 09月08日 |