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スープ ~生まれ変わりの物語~
2014.02/13 (Thu)
スープ ~生まれ変わりの物語~ (2012年 監督:大塚祐吉 出演:生瀬勝久、小西真奈美、刈谷友衣子、松方弘樹、古田新太、広瀬アリス、橋本愛)

特に何の期待もなく、ただなんとなく選んで観たのですが、結構面白い作品でした。
あらすじをざっくり書くと・・・
妻と離婚して以来、娘・美加(刈谷友衣子)との関係が悪くなっていた渋谷健一(生瀬勝久)は、
ある日、たまたま一緒に出張中の上司の綾瀬由美(小西真奈美)と共に落雷事故で死んでしまう。
あの世で目覚めた二人は、飲むと生まれ変わることができる「伝説のスープ」の存在を知るが、
そのスープを飲むと前世の記憶は消えてしまうという。
娘のことが気がかりな健一は、なんとか記憶をなくさずに生まれ変わる方法を探ろうと奮闘し
成功するが・・・
という話です。
突然の事故で命を落としても娘を思い続ける父親の深い愛情を
ユーモアを交えて描いた人間ドラマなのですが、この映画には原作というか、元となる本が有りまして
森田健 著のノンフィクション「生まれ変わりの村」をモチーフに描いたというのです。
森田健?(健作なら知っているけど) しかも、ノンフィクション?!(@_@;)??
どんな内容かとアマゾンで調べてみましたら、
『死んで生まれ変わった本人はもちろん、前世で生活していた家まで追跡取材。
人間がどうやって死んで、どうやって生まれ変わったかを一切の脚色なく、
リアルに収録した世界初の本の第一巻』(ナント!第3巻まであるらしい)だそうで。
ちょっとビックリ。
元本の存在に驚き、そっちにも興味が湧いたのですが、それはさておき
映画の前半はあの世での話、後半は生まれ変わってからの話で構成されています。
前半はあの世で奮闘する不器用な父親役を生瀬勝久が好演していて楽しめましたし、
後半は若い役者さん達が良い味出してて笑って泣けました。
最後の最後のシーンはいらないんじゃないの?みたいな余計に思える場面もありましたが、
全体に心温まる物語に仕上がっていてデトックスで涙を流したい方にはオススメの映画であります。
しかし、前世の記憶ねぇ・・持って生まれ変わりたい?
★★★☆☆
