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ワンコ捜索活動 2 の報告
2016.02/04 (Thu)
昨日から頭の中はワンコのことでいっぱいで落ち着かない。今日はナッチャンは仕事があって動けないので私ひとりで昨日の芝畑へ行ってみた。
そうしたら、昨日電話をくれたオジサンが芝畑で作業をしていたので
電話のお礼を言って、目撃した時の様子を聞いていた・・・その時、
うーんと遠くの方で白っぽい犬が家と家の間を横切るのが見えた。
人と一緒じゃない。1匹で行動している!
ひょっとしてあれが?見てきます!とオジサンに言って犬の姿が見えた方へ走ったが
すでに姿は消えていた。こうなったら聞き込みだ。
目の前の道路沿いの家の奥には広々とした畑が広がっている。
私が犬だったら道路から奥まったこういうところで走り回りたい。
そう思って、その家の庭に入ったら、ちょうどオバアサンがいらしたので
写真を見せて訊いてみた。そしたら、
「この犬ならしばらく前からこの辺をウロウロしていて、
うちの裏で飼われているシロと仲良くそこの畑で遊んでいるよ。
散歩にも一緒についていってるよ」
とおっしゃるではないか。と、その時、裏の広い畑の真ん中に白い犬が現れた。
「あれがシロですか?じゃあ、近くにこの犬がいるんですね?」
大きな声でワンコの名前を連呼してみたら、
遠くの物陰からひょこっと茶色いワンコが現れた!
「すみません、この畑を突っ切って行っていいですか?」と訊いてダッシュ。
「いいけど、靴が泥んこになるから畦道から行ったらいいよう!」
という有難い言葉が終わらないうちに畑の真ん中をまっすぐに走った。
畑が広すぎる。遠過ぎて顔がよくわからない。
でも、私の声に反応してずっとこちらを見ている。
やっぱり、もしかして、そう?もう、この時点で私は涙目・・・
どんどん近づいて側に駆け寄ったら・・・人(犬)違いだった。

とてもよく似ている。
探しているワンコの方が女の子らしくてずっと可愛いけど、
でも兄弟か、従兄か、甥っ子じゃないかというくらい近いかんじがする。
このワンコがいっそもっと瓜二つにそっくりなら、
このワンコこそ探しているワンコだと信じきってしまいたい気持ちだった・・・
でも、ちがうものは違う。

そもそも、このワンコは男の子なのだ。
それにまだ若い。オジイサンにもなっていない中年ワンコだ。
涙がちょちょ切れた。
持っていた犬用おやつをあげて、「元気でね」とサヨナラした。

家の中に戻られたオバアサンを訪ねて別犬だったことを話しお礼を言ったら、
すごくやさしく慰めてくれてまた泣きそうになった。
この付近の人達ってやさしい方ばかりだ。
あのソックリワンコはちっとも可哀想じゃなかった。
友達になったシロの家の半分居候みたいになって、
こんな環境のいい場所で楽しそうに駆け回って、近隣の方もみんなやさしい。
大丈夫、ソックリワンコはここで幸せに暮らしていけるよ。
それから芝畑にもう一度戻ってオジサンに顛末を話して、お礼を言って帰った。
なんだか、とっても・・・気が抜けた。

