夜会VOL.18 橋の下のアルカディア -劇場版-
2016.02/22 (Mon)
夜会VOL.18 橋の下のアルカディア -劇場版- (2016年 脚本・作詞・作曲・歌・主演:中島みゆき)
噂に聞く中島みゆきの「夜会」の劇場版をツレアイと観てきました。
「夜会」とは何かと言いますと、コンサートでもない、演劇でもない、
ミュージカルでもない「言葉の実験劇場」をコンセプトとして、
中島みゆきが1989年に開始した音楽活動のひとつでありまして、
本作(VOL.18)は6年ぶりの書き下ろし作品だそうです。
わざわざ劇場版が公開される理由は、生の公演期間中に(2014年11月15日~12月16日)
延べ3万人を動員したそうで、この回に限らずチケットは毎回販売開始後即完売し
「プラチナ・チケット」となるほどの人気だからでしょうね。
生のみゆきを拝めない方々、劇場公開で我慢してね的な?
つまり私もツレアイも中島みゆきのファンですが例に漏れず、
そんなプラチナ・チケットなぞ手に入れられるわけもなく、
それどころか普通のコンサートすら行ったことがないのですが、
このたび近くの映画館で劇場版が公開されると知り、
それじゃひとつ観てみますか?というノリで足を運びました。
そうか〜「夜会」ってこんなかんじなのねぇ。
いや〜、不覚にも泣きました。
物語としてはファンタジーの域を出ないのですが、
みゆきのあの言葉(歌詞)と音楽には想像をかき立てるものと
過ぎた思い出を呼び起こす力があって・・・やられました。
実は「夜会」がたびたび劇場で公開されている話は以前から知っていましたが
正直何が面白くてわざわざ映画館で音楽聴かなきゃいけないんだと
考えているところがありました。
でも、もしDVDで鑑賞するくらいなら音響に迫力があって臨場感もある劇場版の方が
断然いいな〜と今回観て思いました。
一昨年に出たアルバム『問題集』(収録曲の約半数ほどが劇中歌)買おうかな〜♪

終わってからツレアイに感想を訊くと
「感動した!話がよくわからないところがあったけれど、それでも感動した」
と言っておりました(なんだ?その「よくわからないところがあったけど」てのは★笑)
それにしても、本公演のために46曲を書き起こしたというみゆきの才能に敬服しました。
共演していた中村中さんと石田匠さんの歌声も素晴らしかったです。
でも、その素晴らしい歌唱力を超えるみゆきの歌声の魅力は、
あれはなんと表現したらいいのでしょう?
帰り道、ツレアイと二人で「天性のものってやつだねぇ」と溜め息をつきました。
あぁ〜行ってみてよかった。
どうぞ歌姫、今後も私たちの心をゆさぶる歌を作り続けてくださいませ☆
