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上海2日目(その6:白蛇伝の雷峰塔)
2018.09/26 (Wed)
旅の話の続き。8月31日上海旅行2日目(杭州ワンデイトリップ)の午後、
西湖を巡った後に連れて行ってもらったのは、雷峰塔という仏塔。
塔?高い所? えぇ〜もう暑くて階段なんか上る気力体力無いよ〜
と思っていたら、石段の中央にエスカレーターがあった。ほっ。最近できたらしい。
ただし、上りだけで帰りは歩いて下りる。
ガイドの劉さんに言わせると、中国は招き入れる時だけ手厚くて、
帰りは勝手にお帰りくださいスタイルがほとんどなんだと。
古い百貨店だと上りエスカレーターはあるが下りは無いというのが普通なんだって。
とはいえ、最近はサービス向上に目覚めてだんだん変わってきているらしいが。

さて、ここ雷峰塔は、西湖十景のひとつにあげられ、
また『白蛇伝』の伝説と所縁が深い場所らしい。
『白蛇伝』は、中国の四大民間説話のひとつだが
これを題材にして日本最初のカラー長編漫画映画(アニメ映画)が1958年に作られている。
もちろん私はリアルタイムでは知らないが、小学生か中学生の頃に
テレビで放送されていたものを観たような記憶がある。

伝説の内容は(アニメの方はデフォルメされているようだ)、
宋の時代に住職であった法海が、檀家である許仙の妻の白娘子が
蛇の化身であると見ぬき、白娘子を雷峰塔の下に封印して許仙から引き離したというもの。
化け物退治というより、どっちかっていうと悲恋ものの要素が強いと思った。
白蛇は子まで生して彼女なりに夫を愛していただろうに
住職の余計なお世話で夫が怖気づいたばっかりに家庭平和が壊れちゃって
・・・・なんて考えるのは私ばかりか?
ところで、その伝説を木彫りにした作品が雷峰塔の中に何枚も飾ってあったが、
それはそれは見事だった。



どうやって彫ったの?その技術には目をみはる。
さて、塔の上からは西湖も見渡せて眺めがよい。

夏の景色だなぁ。暑い日本を逃れてきたつもりだけど、杭州も暑かったなぁ。
暑いといえば、ここ杭州と岐阜市は友好都市だとガイドの劉さんが言っていた。
まさか暑いつながりじゃないだろうけど。。。 (旅は続く)

