上海2日目(その5:西湖と年金の話)
2018.09/21 (Fri)
旅の話の続き。8月31日上海旅行2日目(杭州ワンデイトリップ)の午後の部、
岳王廟を訪れた後は、世界文化遺産に登録されている西湖を遊覧船に乗って湖上から見学。


西湖は面積6.5k㎡、一周当たり15kmもある広大な湖。
松尾芭蕉が奥の細道で
「松島の美しさは、中国の洞庭湖、西湖と比べても劣らない」
と表したように、昔から素晴らしい景色の代名詞として有名な西湖・・・であるが、
う〜む、私にはそんな上等には見えない。
せいぜい千波湖のようだと思った私は相当不粋なんだろうかぁ。

西湖には人工の島が3つあって、そのうちの一つ「小瀛洲」へ渡ってみた。
そこには「三潭印月」と呼ばれる場所があり、湖面に月が映ると美しいらしいが、
夏の昼日中はただ暑いだけであった。吹き出す汗、汗。


島の中にも水が引いてあって、かけられた橋をそぞろ歩いた。
水面に目をやると、昼間食べた草魚の小さいのが沢山泳いでいて長閑だと思った。
ガイドの劉さんは釣りが趣味で、魚を見ると釣りに行きたくなってうずうずするんだと。
「明日も釣りに行きます。魚はいいですよね。とても自由だな〜と思うんです。
見ていて飽きませんよ」と言っていた。
定年になったら上海を引き払って生まれ故郷の桂林へ戻り、
釣り三昧の老後を送りたいんだって。上海には未練はないのかと訊くと、
「上海は住むところじゃありませんよ。
東京も住むところという感じじゃないでしょ?それと同じ」
と言われたが、う〜ん、東京も広いからねぇ、場所によるよね。
そうそう、それで中国では定年後は再雇用などで働いたりしないんだって。
中国人の定年後は「健康に気をつけて暮らす」「孫の世話をして暮らす」のどっちかだ
と言っていた。私はどっちも実践中なんだけどな〜。
年金受給額は公務員だと平均給与の8~9割も貰えるそうだ。
ただし、どんな仕事に就いていたかで受給額が大きく違ってくるらしく、
劉さんの話だけだと詳細がつかめなかった。
まあ、もし、そんだけ受給されるんだったら、
年寄りは働かず若い世代に仕事を譲った方がいいんだろうね。
日本は年金だけじゃ生活は厳しかったりするから
定年後も元気なうちは働きたい人が多いよね。
釣り三昧で暮らす予定の劉さんは恵まれているな〜と思った。

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Re: ともさん
> 松尾芭蕉は中国にも行ったことあるんだね。
いや、行ってないと思うよ。
きっと素晴らしいらしいという話だけ耳にしていたんじゃないだろか。
私もこの記事書こうと思って杭州について調べていたら
その芭蕉の言葉にぶつかっただけ〜。全然博学じゃないよ。ネット様様なだけ〜。
> 中国の年金は、良いところで働くと沢山もらえるってことね?
平たく言うとそういうことかな。
え?ともちゃん、嘆くなかれ。
日本はどこで働こうが積み立ててさえいれば誰でも同額の年金をもらえるのよ。
私はそっちの方が公平でいいと思うよ〜。
ともかく、元気でつつがなく、ピンピンコロリでいきたいわ。- Comment by: さとちん
| 2018年 09月25日 |