ワタシは最高にツイている
2012.10/05 (Fri)
ワタシは最高にツイている (小林聡美 著 幻冬舎文庫)
本屋でこの本を手にしたのは、小林さんが自分と同じ名前であり、
そういや彼女も最近、第二の人生を歩み始めたんだったけな~と思ったから。
そして、この本を購入しようと思ったのは、
パラパラと頁をめくると第1章に「大殺界のセコいのりきり方」とあって、さらに書き出しが
「ワタシは五月生まれの女である。そのせいか五月はとても好きな月だ。
街中が力強い緑に覆われて、なんだかこちらまでやる気がみなぎる。
そんなやる気がみなぎっているワタシは、今年から三年間、恐怖の細木数子先生の言うところの
大殺界。」
とあったからだ。
五月生まれというところも大殺界というところも私と同じではないか(私は今年までらしいが)。
小林さんも書いているが、占いごときに気を揉むのはカッコ悪いし、気にしたくない。
しかし、実際はなるべく痛い思いせずに暮らしたいと思うのが小市民の現実で、
ついつい今年の運勢を雑誌で覗き見たりしてしまう。
まさしく私もソレ(というか、大方はそういうものではなかろうか)。
つまり、そういうことが気になってこの本を買って帰った私は、
小林さんの上をいく小市民というワケだよ。
ところがしかし、特に「こうしてワタシは大殺界を乗り切った!」ということが書かれているわけでなく、
中身は小林さんの平和な日常を綴った軽いタッチのエッセイであった。
どうやら小林さんは、焚き火とガーデニングと犬とキャンディーズが好きらしい。
そうか、そうか。八ヶ岳に別荘があるのね。ふむふむ、フィンランドでも焚き火をしたのね。
私も小学生の頃から何故かフィンランドに魅かれているんだよね。あ~行ってみたい。
という感想を残しつつ本を読み終えた。
結局、小林さんのキョーフの三年間がどうであったかは知る由もないが(この本の初版は22年)、
お元気そうにパンのCMに出てらっしゃるところを見ると、
まぁ、細木大魔王のそれもその程度なんだと思おう。確かに私もここ最近いろいろあったけどさ。
……… あ~、早く来年にならないかな~ (やっぱり小市民な私)。
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